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4.確率論的地震動予測地図

 震源断層を特定できるだけの情報が得られる地震は多数・多種の地震のうちの一部であり、それ以外の多くの地震によっても強い地震動がもたらされる可能性があります。「確率論的地震動予測地図」( 確率論的手法による地震動予測地図 )とは、地震の発生確率と地震動強さの超過確率を反映させて算出されるハザードカーブに基づき多数・多種の地震により生じる各地点の地震動の強さ・期間・確率の関係情報を地図にまとめたものです。
 本章では、まず、「確率論的地震動予測地図」の種類とその作成のために用いられる関連情報にはどのようなものがあるのかを紹介した上で、地図の表現形式とその見方について説明します。更に、地図の作成方法、および、利用方法の例についても簡単に述べるとともに、地図作成上の課題と将来展望にも触れます。


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