GMSパラメータファイルとGMSコンダクターファイルを作成したら、計算を開始できます。
GMS計算ソルバーは他のコンピューターで動かすことができますので、Unixワークステーションで計算してみることにします。
GMS構造ファイル、GMS観測点ファイル、GMS震源ファイル、コンダクターファイルをUnixWSに転送します。
任意のftpクライアントでex1_struct.h5, ex1_station.h5, ex1_source.h5, conductor.txtを転送します。
ファイルは十分な空き領域のあるボリュームの書き込み可能ディレクトリにおいてください。
gmsctlを使って計算ソルバーをスタートさせます。
gmsctl.sh start -l ex1_try01.log (バックグラウンドジョブにする必要はありません)
ex1_try01.logにログが書き込まれていくので、随時moreなどで状況を確認できます。
Dump1dディレクトリにはvx.h5, vy.h5, vz.h5が生成されます。
Dump2dディレクトリにはvx2d_z_0001_????????.h5などのファイルが生成されます。???????の部分にはステップ数が入っています。
Dump3dディレクトリは空のままです。
計算が終了するまでしばらく待ちます。
計算が終了したらDump1d, Dump2dディレクトリをtarでアーカイブします。
tar Dump2d.tar Dump2d
tar Dump1d.tar Dump1d
tarファイルをWindowsに転送します。
計算中、1ステップあたりの計算時間は2倍程度変化する場合があります。
HDF5ユーティリティー(h5ls)を使うと、出力されたファイルの正当性を検証することができます。