名前を付けてファイルを保存すると、自動的にコンダクターファイルのテンプレート作成画面に移ります。コンダクターファイルは単なるテキストファイルですので、テキストエディタ等で書いてもいいのですが、初めのうちはこの機能を使ったほうが便利でしょう。
ここで設定した方が良いのは、計算ステップ数、時間増分値です。
まず、最も重要な時間増分値を設定します。[Upper Limit of ...]の欄に時間増分の上限値が表示されています。この値を超えないように、切りのいい値を設定します。今回は0.008秒(=125Hz)にします。
ステップ数が6000ステップなので、計算継続時間は44.5385秒になります。数値を記入するたびにこの値は自動的に更新されます。
[Absorbing Boundary]の欄はほとんどの場合、デフォルト値(60, 0.005)が最適です。
[Output File]は計算条件には影響を与えませんが、ここで適切な値を設定しておくと可視化が楽になります。2次元ダンプのサンプリング間隔を少し大きくとって、出力量を少なめにすることにします。[Step Interval]に10を記入します。
設定が終わったら[Ok}ボタンを押します。コンダクターファイルがconductor.txtという名前でプロジェクトファイルのあるディレクトリに出力されます。
ビューに戻ったらFDMakeを終了します。