配布CDに収められたデータを使用して、実際にGMSシステムを使った3次元波動シミュレーションを体験してみましょう。
この例題は計算規模が小さいのですが、典型的な作業手順を体験できます。初めてGMSシステムを使う方は、チュートリアルを体験してみることをお勧めします。
チュートリアルでは、以下のような順序で作業を体験します。
計算の準備
FDMakeでプロジェクトを作成する。
構造を作る。
震源・観測点を設定する。
プロジェクトを保存する。
コンダクターファイルを保存する。
計算する
計算マシンにパラメータファイルを転送する。
計算を開始する。
結果を見る
Windowsマシンに計算結果ファイルを転送する。
WaveViewでペーストアップを見る。
波形フォーマットを変換する。
SeriesDumpで2次元ダンプファイルを結合する。
SeriesFilterで2次元ダンプファイルにフィルタ処理を行う。
GmsSeeで地表面の振幅を見る。
アニメーションを作成する。
必要なファイル、途中経過ファイルなどは、配布CDの/Example/ex1に格納されています。ハードディスクにコピーして読み取り専用属性を外しておいてください。
国土地理院発行の数値地図25000(行政界・海岸線)(別途購入)を持っており、FDMakeで地図を表示したい方は「地図データファイルの作成」を参照して、ファイルを作成しておいてください。
下の図は、GmsSeeで見た、地表面の最大振幅です。