4.震源モデルの作成

 4.1 砺波平野断層帯・呉羽山断層帯の概要

 砺波平野断層帯は、砺波平野北西縁の富山県高岡市から西礪波郡(にしとなみぐん)福光町に至る砺波平野断層帯西部(長さ約26km)と、砺波平野南東縁の富山県砺波市から東礪波郡平村(たいらむら)に至る砺波平野断層帯東部(長さ約30km)からなる。また、呉羽山断層帯は富山平野の婦負郡(ねいぐん)八尾町(やつおまち)から富山市を経て富山湾まで達している(長さ22km以上)(図4.1)。砺波平野断層帯東部は、断層の東側が西側に対し相対的に隆起し、砺波平野断層帯西部および呉羽山断層帯は、断層の西側が東側に対し相対的に隆起する逆断層である。それぞれは、全体が1つの区間として活動する可能性がある(市町村名等は「長期評価」公表当時のもの)。


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