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表3.5-9 土質別定数参考値

(設計要領 第一集 昭和58年4月 道路公団 第一編土工 P28〜29より抜粋)

種類 状態 単体体
積重量
(t/m3)
内部摩
擦角
(度)
粘着力
(tf/m2)
摘要
(統一分類)

礫および礫
混り砂
締固めたもの 2.0 40 0 (GW), (GP)
締固めたもの 精度の良いもの 2.0 35 0 (SW), (SP)
精度の悪いもの 1.9 30 0  
砂質土 締固めたもの 1.9 25 3以下 (SM), (SC)
粘性土 1.8 15 5以下 (ML), (CL)
(MH), (CH)
関東ローム 1.4 20 1以下 (VH)



密実なものまたは精度の良いもの       (GW), (GP)
密実でないものまたは精度の悪いもの 1.8 35 0
礫混り砂 密実なもの 2.1 40 0
密実でないもの 1.9 35 0
密実なものまたは精度の良いもの 2.0 35 0 (SW), (SP)
密実でないものまたは精度の悪いもの 1.8 30 0
砂質土 密実なもの 1.9 30 3以下 (SW), (SP)
密実でないもの 1.7 25 0
粘性土 固いもの(指で強く押し多少へこむ) 1.8 25 5以下 (ML), (CL)
やや固いもの(指の中程度の力で貫入) 1.7 20 3以下
軟いもの(指が容易に貫入) 1.6 15 1.5以下
粘土および
シルト
固いもの(指で強く押し多少へこむ) 1.7 20 5以下 (MH), (CH)
(ML)
やや固いもの(指の中程度の力で貫入) 1.6 15 3以下
軟いもの(指が容易に貫入) 1.4 10 1.5以下
関東ローム   1.4 5(φ) 3以下 (VH)

表の使用に当たっては、次の点に注意する。

  1. 地下水位以下にある土の単位体積重量は、表中の値からそれぞれ1.0を差し引いた値とする。
  2. 単位体積重量の値を決定するときは、次の点に注意すること。
    1. 砕石は、礫と同じ値とする。
    2. トンネルずりや岩塊などは、粒径や間隙により異なるので既往の実績や現場試験により決定する。
    3. 礫まじり砂質土や礫まじり粘性土は、礫の混合割合および状態により適宜定める。
  3. 内部摩擦角及び粘着力の値は、圧密非排水せん断に対する概略的な値である。この場合、盛土に対する地下水、湧水などの影響は考慮していない。
  4. 砕石、トンネルずり、岩塊などの内部摩擦角及び粘着力は、礫の値を用いてよい。
  5. 粒度の悪い砂とは粒径のそろった砂をいう。礫の場合も同様である。
  6. 粘性土、粘土及びシルトの区分でN値の目安は、おおむね次のとおりである。
       固いもの(N=8〜15)、やや軟いもの(N=4〜8)、軟いもの(N=2〜4)
  7. 摘要に示す統一分類記号はおおよそその目安である。