6.6 衣笠・北武断層帯の計算結果

 図6.6-1図6.6-10に代表地点における波形を示す。図6.6-11に同波形の5%減衰の擬似速度応答スペクトルを示す。図6.6-12図6.6-13図6.6-14にそれぞれNS成分、EW成分、NS成分とEW成分の最大値のマップを示す。図6.6-15図6.6-16にそれぞれ地表における最大速度、計測震度のマップを示す。代表地点における地震動波形および応答スペクトル、最大加速度、最大速度分布、計測震度の分布に関してはケース1とほぼ同様な傾向である。主な相違点は、断層が走向方向に長いため東西に地震動の大きい領域が広がったことである。震度でみると、震度6強の領域が西は江ノ島、東は富津市の沿岸まで大きく広がっている。
 武山断層帯地震ケース1と同様に、図6.6-17図6.6-18に衣笠・北武断層帯地震でのNS成分とEW成分の最大速度簡便法で用いた距離減衰式と比較して示す。図6.6-18から平均的にみて、詳細法による最大速度は既往の距離減衰式とよく対応している。


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