6.4 ケース2の計算結果
三次元地下構造モデルの上面から詳細法工学的基盤に至る地盤増幅率( SHAKEにより評価された地震動速度最大値の比
)を図6.4-1に示す。
詳細法により図2-5の長野・穂高・松本・安曇・上諏訪・小淵沢・甲府の工学的基盤でそれぞれ評価されたケース2の地震動の時刻歴を図6.4-2〜6.4-8に示す。いずれも、上から順に 加速度NS・加速度EW・速度NS・速度EW の波形である。また、詳細法により工学的基盤で評価されたケース2の地震動の速度最大値を図6.4-9〜6.4-11 に示す。図6.4-9はNS成分、図6.4-10はEW成分、図6.4-11はNS成分とEW成分の最大値である。
図6.4-11に示した工学的基盤での速度最大値と図6.3-14に示した地盤増幅率を用いて地表で評価されたケース2の地震動の速度最大値を図6.4-12に示す。この結果に翠川・ほか(1999)による換算式を適用して評価されたケース2の計測震度を図6.4-13に示す。
ケース1と比較すると諏訪より南で、中部断層のアスペリティが同一なためほぼ同じ最大速度分布が得られている。しかし諏訪より北では、北部断層のアスペリティが各々のセグメントの北側に移動したため、最大速度値の大きい領域が北側に移動するとともに、ディレクテビィティの効果が薄まったことやアスペリティ付近の深部地盤の影響から最大速度値が減少している。
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