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地震とは、地中の岩石のある部分に力が加わることで破壊が生じ(断層運動)、そこから発生した揺れが地上まで伝播し地面を揺らす現象です。特に、地中の断層運動のみに限定して地震という用語を使用する場合もあり、地震により発生し地中あるいは地表を伝播する揺れを地震波と呼び、地震波が到達したある地点での揺れを地震動と呼ぶこともあります。
日常用語としては、断層運動から地面の揺れまでを「地震」という現象として呼ぶ場合もあります。しかし、ここでは、地震・地震波・地震動という言葉を区別して扱います。
工学的基盤とは、高層建築物等をも支持し得る良好な地盤のことをいいます。S波の速度は堅い岩石ほど大きくなる特徴があり、地盤状況によって異なりますが、多くの場合
300〜700 m/s 程度以上の地盤のことを指します。
地震基盤とは、S波速度 3 km/s 程度の堅硬な岩盤を指します。
自然現象である地震動の特性は、大きく見ると、地震の震源特性・地震波の伝播特性・サイト特性の3つの特性によって決まります。
地震動の特性は、振幅( 揺れはどの程度の大きさか )・経時特性( 揺れは時間と共にどのように変化するか )・周期特性( 揺れ方は小刻みに速いかゆったりと遅いか )の三要素で表わすことができます。
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