3.3 伝播経路モデル

 伝播経路のモデルは、Zhao and Hasegawa(1993)の自然地震の初動トモグラフィの結果を用いて、設定した。表3.3-1に伝播経路モデルの物性値を示す。図3.3-1にコンラッド面の深度分布を、図3.3-2にモホ面の深度分布を示す(両図面とも九州南部(北緯31度付近)以南および西部(東経130度付近)以西はダミーデータにより作図)。
 コンラッド面は宮崎県中央部で谷状に深くなっており、深度は20q以上である。また、モホ面の最深部は宮崎県の海岸線に沿って谷状に深く、37q以上の深度を示している。


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